加齢黄斑変性症や加齢黄斑変性症の新薬に関する記事がありましたので、ご紹介。
(2009/5/21、読売新聞)
■加齢黄斑変性症とは
加齢黄斑変性症は、光を感じる「網膜」中心部の「黄斑部」が異常をきたし、物がゆがんで見えたり中心部が暗くなったりする。
50歳代以上の男性に多く、国内の患者数は40万人以上という推計もある。
加齢により黄斑部が縮む「萎縮(いしゅく)型」と網膜の下の血管から新しい細い血管(新生血管)が伸びて黄斑部を押し上げる「滲出(しんしゅつ)型」とがある。
萎縮型の進行はゆるやかで、基本的に治療は行わないが、滲出型は症状が急速に悪化し、治療が必要だ。
加齢黄斑変性は高齢者に多く発症することから黄斑部の老化現象が主な原因と考えられています。
■加齢黄斑変性症の治療法とは
これまでは、特殊な薬とレーザーを組み合わせて新生血管を詰まらせる「光線力学的療法(PDT)」などが行われていた。だが、もともと視力にそれほど障害がない場合は、かえって低下することもあり、治療が行えなかった。
光線力学的療法にも難しい点があるということは知りませんでした。
■加齢黄斑変性症の新薬とは
ルセンティスは、新生血管の発生を抑える。眼内には、たんぱく質の一種で、正常な血管と結びついて新生血管を作る「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」がある。
ルセンティスは、VEGFにくっつき、正常な血管と結びつかないようにし、新生血管ができるのを防ぐ。
海外の臨床試験では、ルセンティスを投与した患者139人のうち、57人(41%)の視力が2年後に改善した。
一方、PDTだと143人中9人(6・3%)しか改善しなかった。
駿河台日本大学病院眼科部長の湯沢美都子さんは「従来は視力低下を防ぐのが治療の主眼だったが、ルセンティスは視力改善が期待でき、治療の第一選択肢になる」と説明する。
加齢黄斑変性症の新しい治療法として、新薬には注目ですが、この記事に紹介されている医師がおっしゃる通り、新薬による治療により、眼内の新生血管の発生や伸びが止まっているか確かめながら治療を進めていくことや検査設備がしっかり整った医療機関で行なうことが重要なようです。
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